数学において、基礎的な計算能力は必須になります。「和差積商」ですね。これらがスムーズにできることが非常に肝心なのです。

 

「そんなの簡単だよ!」

 

そう思われるでしょう。では、これらの問題が10000問出てきたとしてパーフェクトを取れるでしょうか?時間制限があったとしてパーフェクトが取れるでしょうか?

 

案外、多くの人は数問、もしくは数十問のミスをします。そのミスを「ケアレスミスだから・・・」という人もいますが、ケアレスミスだったとしてもミスはミスなのです。この小さなミスは大きなミスと同じであるということを、子どもにしっかりと認識させる必要があります。

ブロックを使ったイメージは大事

計算の考え方は人それぞれだと思います。私の場合は、頭の中にブロックが出てきます。そのブロックがまるでテトリスのように動きます。

 

実はこのイメージは小学校の低学年の時に定着しました。現在でも小学校低学年ではブロックを使って、計算の練習をします。ブロックに限らなくても、何かしらのイメージを持って計算ができるようになると速く、そして正確に計算をすることができるようになります。

 

そろばんもイメージと言えるでしょう。フラッシュ暗算もイメージです(すこし特殊ですが)。

イメージが付いてくると

イメージが付いてくると数字が出てくるだけで、いくつかの答えがパッと浮かぶようになります。

 

例えば、「4」と「2」という数字が出てきたとしましょう。この2つの数字が出てきただけで、計算が得意な人は「6」「2」「8」「2分の1」といった数字がパッと思い浮かびます。一瞬でです。別に計算をしているわけではなくです。

 

「6」は足し算の答えです。
「2」は引き算。割り算の答え。
「8」は掛け算
「2分の1」は「4」と「2」を反対にしての割り算。

 

こういったイメージが付くようになるためには、やはり練習が必要になります。なので、小さなうちになるべく多くの単純計算を繰り返し行った方が良いと思います。単純計算を繰り返し行うことで、イメージが培われ、その後の算数、数学に大いに役立ってくるのです。